面接対策シリーズでも書きましたが、面接において「企業研究」というのは非常に大事になってきます。
日本企業の面接対策①―自己紹介-
日本企業の面接対策⑤-応用編-
日本では、このほかにも「業界研究」が就活生には大事だとされています。「その会社が業界内でどのような立ち位置にいるのか」知ることは大切なことです。これは、インターネットよりも、書店に売っている「会社四季報 業界地図」などが分かりやすく人気です。(東洋経済新報社)
今日は「企業研究」のうち、企業のホームページを使い調べる、「企業研究の方法」を紹介します。
企業研究とは
企業の業界内での立ち位置、取引先、設立年度、事業沿革、従業員数、事業内容・・・ など、さまざまな情報を調べ、自分が入社したい企業を調べます。
企業研究のコツ
企業を知るためには、その企業にインターン研修で参加したり、説明会で社員の人と直接話すことが一番良いでしょう。
しかし、そのような機会は毎日与えられるわけでもなく、海外にいたり、企業所在地から離れていたら、企業を訪問することは難しいです。
そんなときは、企業のホームページを調べて、企業研究をしましょう。
ホームページで見るべきところ
会社情報/会社概要
ここでは、以下の情報が確認できます。
- トップ(代表者)メッセージ
- 設立年月日
- 経営理念
- 事業内容
- 事業所数(支店数)
- 海外拠点
- 従業員数
- 資本金
- CSR活動
トップ(代表者)メッセージ
代表者の人柄、社風を理解できます。もしあなたが将来、その企業に勤めたら、代表者の顔と名前を覚えておく必要があります。
設立年月日
歴史ある企業には、あなたが従うべき「伝統」が存在し、社会的な「知名度」があります。新しく設立された企業には、「勢い」と「自由さ」があります。どちらがあなたにとって、向いているか考えてみてください。
経営理念
経営理念が、自分のビジネススタイルと合わないと仕事は長続きしません。就職活動の際には、経営理念を必ず調べて、入社したい企業には、面接で経営理念への共感をアピールしましょう。
事業内容
自分が希望する部門、ポジションの他にも、その企業がどのようなサービスを行っているか知ることは大切です。入社してから、「他部門は、私には関係ない」という態度は、非常にマイナス評価となりやすいため、気を付けてください。
事業所数(支店数)
企業の本社がどこにあり、事業所がどこにあるのか必ず確認します。場合によっては東京に住んでいるあなたが、大阪支店や福岡支店に配属する可能性もあります。面接では、配属先を聞いておくと良いでしょう。
海外拠点
海外拠点の情報については、ベトナム、または東南アジアに展開をしているかどうか、確認しましょう。面接で「何か質問がありますか」と聞かれた際には、ベトナム拠点の状況や、今後の進出予定など、聞くことができるはずです。
従業員数
従業員が多い企業ほど、業界での存在感は大きいものです。従業員数が少ない企業に入れば、あなたに回ってくる仕事は多く、活躍の幅が広がります。
資本金
会社の「財力」を知ることは大切です。専門用語が多いですが、理解できる人は「株主・投資家情報」「IRライブラリー ( Investor Relations)」「決算短信」などを読み、会社の状況をつかむようにしましょう。
CSR活動
(Corporate Social Responsibility)「企業の社会的責任」を意味しています。この活動には周辺地域への奉仕活動、環境問題に対する自然保護活動、教育・事前活動などを指します。こうした取り組みは面接で企業に伝える「企業への興味」につなげやすい題材となるはずです。
また、社内の従業員に対する「制度」を積極的に設けていることをアピールしている企業では、以下のような記述があります。
- ダイバーシティ制度( 人種・国籍・性・年齢などの多様性を重視し、人材採用する )
- 育児・出産休暇の推進
- 障がい者雇用の推進
- 女性活躍社会への推進(女性管理職を増やす取組み)
先輩社員の声
企業のホームページには「良いところ」の情報ばかりが並んでいますが、「先輩社員の声」には、彼らの「本音」が分かります。こうしたページを自社内で作成して、企業のクリーンさをアピールしている企業からは、良い企業である「自信」を感じられますので、一つの判断材料として良いかもしれません。
採用情報
企業の採用情報を確認することで、企業の「本気度」を知ることができます。また、「どのような人材を求めているか」を知ることで企業の事業計画、経営方針まで理解することが、できるかもしれません。
まとめ
企業研究については、上記でご紹介したものを参考に、企業への理解を深めてください。この研究を行わないまま面接をすると、きっと後悔することがあるはずですので、忘れずに実施してください。