今回は、日本のショッピングについて、アドバイスをします。ベトナムでも、日本のイオンや、コンビニエンスストアが、多くありますね。日本には、知っておくべきショッピングのコツがあります。参考にしてください。
日本で買いものをする
お店のタイプを知る
最近日本では、外国人のお客さんを、よく見るようになりました。ベトナムのみなさんも、インターネットの情報で、いろいろとおトクなお店を、知っているようですね。まだ日本で買いものをしたことがない人のために、日本のお店のタイプについて、お話したいと思います。
商店街
日本では昔、「商店街」と呼ばれる個人のお店が並ぶ場所が、たくさんありました。今でも残っているところもありますが、スーパーマーケットやショッピングモールが出来たことで、日本からどんどんと数が減ってきています。
「商店街」は、人と人がたくさん会話をし合い、情報をシェアするための大事な場所でした。商店街のショッピングは安くて、おいしい、やさしい人が、たくさんいるところなので、好きになるはずです。ぜひ行ってみてください。
スーパーマーケット
日本に行くと、必ず近くにはスーパーマーケット(日本では「スーパー」と呼びます)があるはずです。イオンやイトーヨーカドーは全国で有名ですが、各地方だけで有名なスーパーも、たくさんあります。
スーパーでは、飲みもの、食べもの、生活にかかわるものを、何でも買うことが出来ます。食べものは、夕方の時間になるとディスカウントがはじまります。10%~50%の割引(ディスカウント)があるので、チェックしておきましょう。
スーパーには「ポイントカード」と呼ばれる、買いものをすると、ポイントがもらえるサービスがあるので、お店のスタッフの人に作り方を、聞いてみてください。有名なポイントカードは「Tポイント」「Dポイント」「楽天(らくてん)」「ポンタ」「WAON」があり、簡単につくることができます。
業務(ぎょうむ)スーパー
日本には「業務スーパー」というお店があります。これは「スーパー」といっても、個人でレストランをやっている人などに向けたお店です。たくさんの量の野菜や、冷凍の食べものが、とても安く売っています。
たとえば、みんなでバーベキュー、おうちでパーティーをするときには、とてもべんりです。ここでは、レストランをやっている人以外でも、だれでも買いものが出来ます。
ドン・キホーテ
「ドン・キホーテ」はスーパーですが、そのユニークさは、特別なものです。ふつうのスーパーと同じように、飲みもの、食べもの、生活のものが売っていますが、とても安いことで有名です。
また、オリジナルのブランドアイテムをたくさん持っているので、そのアイテムをとても安く買うことができます。食べもの、コスメ、日用品、ファッションは、何でもドン・キホーテのアイテムがあります。また、安いですがクオリティも高いので、日本で生活するときは行ってみてください。
ほかにも「SEIYU」というスーパーが安くて、ブランドアイテムの数が多いので人気です。
ドラッグストア
日本でドラッグストアは、スーパーと同じくらい、どこでも見つけることが出来ます。ここは名前のとおり「薬」が買えるお店ですが、そのほかにも飲みもの、生活のものを、たくさん買うことが出来ます。
ドラッグストアは薬を売ることで利益が出るので、その分、他のアイテムを安く売っているのです。また、さまざまな病気、ケガ(かぜ、ねつ、ねんざ、ひふのトラブル)の薬が売っているので、何か困ったときは行ってください。
コンビニエンスストア
コンビニエンスストア(日本では「コンビニ」と呼びます)は、日本人の生活を支える大事なお店となりました。毎朝会社に行く前の人がたくさん来て、ごはんやコーヒーを買っています。
コンビニエンスストアは、お店が1日24時間ずっと開いているので、どこでも、なんでも、すぐに、買うことができます。最近では外国人のスタッフさんが増えていて、ベトナム人もたくさんコンビニで活躍しています。コンビニエンスストアは、ものを送ったり、生活費の支払いをすることもできるので便利です。
ショッピングモール
ショッピングモールは、ベトナムのビンコムセンターのように、たくさんのお店が集まった、とても買いものがしやすいところです。ベトナムにもある「イオンモール」は、日本でも、いろいろなところにあります。ほかには「ららぽーと」というモールが有名です。
ショッピングモールでは買いものだけではなく、おいしいレストランがたくさんあり、イベントもやっているので、友だちと遊んだり、デートスポットとしても、日本人に人気です。
個別宅配システム
日本では買いものに行かなくても、注文したものを、家まで持ってきてくれるサービスが、昔からあります。これを「個別宅配」と呼びます。お店がないので、コストがかからず、いろいろなものを安く買うことが出来ます。届いたときに家にいなくても、ドアの前に置いたままにしてくれます。(それができるのは、安全な国、日本だけなのかもしれません。)
箱にはキレイにアイテムが並んでいて、冷凍が必要なものには、ドライアイスが入っているので、長い時間、そのままにしても安心です。
インターネットショッピング
日本では、スマホひとつで買いものすることが一般的になってきました。支払いはお金か、クレジットカードか、コンビニエンスストアで支払うこともできます。また、アイテムを受け取る時間、場所もえらぶことができます。
インターネットショッピングは、たくさんのお店がサービスをはじめています。また、家のさまざまなアイテムを買うときには、全国のお店の値段を比較することができる「カカクドットコム」というウェブサイトがとても便利です。
カカクドットコムのウェブサイトをみる。
どうでしたか。日本のショッピングを楽しむときの、参考にしてください。最後に、日本で買いものするときに、気をつけてほしいことを書きます。
日本の買い物で注意すること
入り口でセンサーの音がしたら、店員さんを待ちましょう
日本のお店には、ものが盗まれないよう、お店の入り口に、センサーがあります。ベトナムでも、ZARAやH&Mのお店にありますね。店を出るときに、このセンサーの音がしたら、店員さんが、あなたのバッグを確認するので、それまで待ってください。
そのままお店を出てしまうと、万引き(ものを盗むこと)したと、思われてしまいます。日本には、警察や、「万引きを見つける人」がお店によくいます。
その人たちから、声をかけられても、トラブルにならないように、おちついて、相手の言うことを聞いてください。もちろん万引きは、絶対にしてはいけません。
自分のマイバッグを持ちましょう
日本のお店では、買いものしたアイテムを入れるビニール袋を使うのに、お金がかかることがあります。また、政府が「2020年からビニール袋をもらうためにお金を払う」ことを決めました。これは最近世界でもニュースになっている、プラスチックごみを減らすためです。
日本では10年前くらいから、ビニール袋のかわりに「マイバッグ」を持つ人が多くなりました。マイバッグをもっていると、お店でポイントがもらえたりするので、お気に入りの「マイバッグ」を日本で探しましょう。
日本の消費税はいくら?
日本の消費税は2019年7月現在、8%です。これが2019年10月から10%になります。ただし、買いものするアイテムの中には、8%のままで、計算されるものがあります。買いものをするときには、消費税を入れて、いくらになるのかをしっかり計算して、お金が足りないことが、ないようにしましょう。
また、日本にもTax Freeの免税店がありますので、お店に”Tax Free”の文字がないか、確認しましょう。
お店のタイプを知り、日本での買い物を楽しみましょう!