日本の生活で気を付けるべきことパート①「騒音」

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日本の生活で気を付けるべきことパート①「騒音」

今回は「日本の生活で気を付けるべきこと」についてお話をします。
テーマは「音」についてです。私はベトナムに来て1年の日本人ですが、ベトナムで生活していて「日本と違うなぁ」と、感じることがたくさんあります。その中でも「音」について、皆さんに知っておいてほしいことがあります。

ベトナムで日本人が驚くこと

ベトナムにきて、私たち日本人がおどろいたことは、次のことです。

道路のバイク、車のクラクションがたくさんなっている。

日本だとクラクションは、ほとんど鳴らしません。合図の時も1回だけ、ならすのがふつうです。クラクションは相手へのお礼の気持ちを表す「(道をゆずってくれて)ありがとう」の意味で使われることが多いです。

公園で音楽を流してダンスしている。

日本で大きな音楽を流していると、近くに住む人から、迷惑めいわくだと、すぐに 注意ちゅうい される可能性があります。

朝早く、または夜おそくに、外でカラオケをしている人がいる。      

日本ではカラオケを外でやることはありません。また、部屋の中でも楽器がっきの音を出すのは、朝9時~夜7時くらいまで、と決まっています。また、時間に限らず、楽器で音を出してはいけないアパートも多いです。

ベトナム語の会話は、日本語よりも声が大きく聞こえる。       

日本語にはベトナム語のように声調がないので、会話は静かに感じるかもしれません。日本では電車、バス、映画館、多くの公共こうきょうスペースでは、小さな声で話すことがマナーになっています。しかし、 日本人でさえ守れていない人は多いです。

また、日本の家のカベは、うすいので、もし、夜おそくに話していたら「近所迷惑」と思われ、同じアパートの人と、トラブルになってしまうかもしれません。

これらについて、私は「ベトナムが良くない」と言っているわけでは、ありません。反対に、にぎやかで、まわりから元気をもらえる国だ、と思っています。 なので、日本に帰ると、すごく静かで、この町には、だれもいないのかな、と怖くなることがあります。この記事を通して、日本は、とても音を気にする人が多い国だ、ということを知ってください。

今、日本では、外国人と日本人の「騒音そうおん」トラブルが、たくさん起きています。 悲しいことに、こうしたトラブルから外国人とアパートの契約けいやくをしない、というオーナーが増えてきています。

騒音に関する事件

昔日本では、音を気にすることで起きた悲しい事件がありました。ピアノの音がうるさい、という理由で殺人さつじん事件が起きたのです。
近所とのトラブルは、このほかにも、「会話がうるさい」「テレビがうるさい」「ドアを閉める音がうるさい」「歩いている音がうるさい」「犬の声がうるさい」という理由が多いです。

日本で気をつけるべきこと

皆さんがこれから住む場所にも「音が気になりやすい」日本人の人がいると思います。この日本人の多くは、海外に住んだことはなく、「静かな場所」があたりまえだと思っているので、みなさんの「ふつう、あたりまえ」が通じないはずです。

日本での生活をするときは、この点を十分気を付けてください。そして、もし近所の人から注意され、どうしたらいいかわからないときは、一人で受け止めずに、アパートのオーナーさんや、会社の人に相談してみてください。

日本人の中には、ただ「外国人だから」という理由で、厳しく注意してくる人もいると思います。すべてみなさんが悪いとは限りませんし、違う国の人同士のトラブルをなくすことは、とても難しいことだと思います。なので、周りの知っている日本人から、アドバイスを聞くことは、とても大切です。

気をつけるシーン

これらをふまえて、以下のシーンでは、大きな声、音を出さないように、特に気を付けてください。

  • 電車、バス、図書館、本屋、レストランなど、周りにたくさん人がいる場所
  • 家の中、アパートの前、階段、コンビニや居酒屋いざかやのお店の前
  • 部屋で音楽や、楽器の音を出すとき(朝9時~夜7時の時間以外は注意)

以上のことを気にかけて、安全安心な生活を心がけましょう!