今回は日本の「リサイクルショップ」についてご紹介します。
別記事:日本の環境問題についてでお話しましたが、日本には「もったいない」と考える文化が昔からあり、中古品を売り買いする、「リサイクルショップ」は全国で、広く愛されています。
リサイクルショップは、あなたが使わなくなった生活アイテムをお店に売ったり、ほしいアイテムを買うことができるところです。このアイテムは中古品もあれば、新品のものまで売っています。これは、同じアイテムを2つ買ってしまった人が、売りに来ることがあるからです。
日本で新生活をむかえるみなさんは、新しいアイテムを買うのもいいですが、リサイクルショップで買いものをすれば、オトクにショッピングができるはずです。この記事を参考にして、いいアイテムを探しましょう!
リサイクルショップで買えるもの
日本のリサイクルショップでは、さまざまなアイテムを買うことができます。
- 家具(机、いす、棚、ソファー、ベッド)
- 家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、そうじ機、せんぷう機、電子レンジ、コンロ)
- 洋服、シューズ、アクセサリー
- マンガ
- TVゲーム機、おもちゃ
- CD、DVD
- 楽器
- スポーツ用品(釣りグッズ)
他の人が使っていたアイテムだと壊れやすいのでは?・・・と思うかもしれませんが、お店の人は買い取るときに、必ず壊れていないかチェックをしますし、もし使えなくなったら、別のアイテムと替えてくれるサービスもあります。
また、「日本製の家電は壊れにくい!」と世界から評価を受けているとおり、中古でも長く使えるものが多いです。もし心配なときは、買うときに電源を入れて、動くかどうか、確認することもできますので、お店のスタッフに、お願いをしてください。
リサイクルショップの一覧
日本で有名なリサイクルショップをご紹介します。
トレジャーファクトリー
日本全国に100店以上、海外ではタイ王国に出店。家具、家電、ブランド品、洋服、スポーツ用品、アウトドア用品、楽器、小物、雑貨とアイテムがたくさんある。家電アイテムは保証が6ヵ月~最大1年間付く。家までアイテムを取りに来てもらうサービスもあり、スマホアプリでポイントも貯まる。
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2nd STREET(セカンドストリート)
日本全国600店以上とオンラインストア、海外ではアメリカにも出店。洋服(古着)・バッグを中心に、ブランド品、家具家電のアイテムがそろっている。2nd STREETは、CD、DVD、ゲームソフトのレンタル・販売の業界大手、「GEO(ゲオ)」のグループに入っている。
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BOOKOFF(ブックオフ)
日本全国に800店以上、海外ではアメリカ、フランス、マレーシアに出店。中古の本、マンガ、CD・DVD、ゲームソフト、携帯電話を中心にアイテムがそろっており、オンラインサービスにも力を入れている。別会社であるが、「HARDOFF(ハードオフ)/OFF HOUSE(オフハウス)」というお店は、BOOKOFFの近くで、家具、家電、ファッションアイテムなどをそろえている。
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お店だけではない、便利なアプリも!
最近では、お店に行かずに、家でアイテムの売り買いができるサービスが増えています。
メルカリ
スマホから、かんたんに売り買いが楽しめるアプリで、日本最大手の会社。利用者は1,000万人以上。品物が届いてから、出品者に入金される独自のシステムで安心・安全に取引ができる。アイテムは、家具、家電、ファッションなどほとんどの生活アイテムが揃っている。
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ジモティー
「地元の掲示板」アプリで、家の近くの人どうし、アイテムを売り買いできるアプリ。売り買いではなく、無料で「あげる」こともできる。手数料が不要なのでおトクに利用できる。私はベトナムに来る前、日本の家にあった家具や家電を全てジモティーで、ほしい人にあげました。その中の一人に、ベトナム人技能実習生がいて、喜んでくれて、うれしかったです。
ジモティーのウェブサイトはこちら
リサイクルショップのコツ
リサイクルショップを利用するときには、知っておくべきコツがあります。生活アイテムを集めるときは、もちろん新品のお店を見に行くことも大切です。
ポイント①:型落ちは、電気・家具店にもあるかも
「型落ち」とは、新しいアイテムが出たときに、もともとあった古いモデルが、安く売られることをいいます。テレビやスマートフォンは、毎月のように新しいモデルが出ます。
こうしたときに、お店に残ってしまった古いアイテムを、新品で安く買うことが、できるのです。まずは、電気店のお店で価格相場を調べましょう。
ポイント②:「訳あり」アイテムを探せ
「訳あり」(ジャンク品)とは、アイテムのどこかに、キズが付いていたり、部品が無くなっていたりするもので、これを安く売っていることがあります。
たとえば、マンガの1ページがやぶれていたり、CDケースにキズが入っているものです。これらは使うときには問題ないので、気にならない人にはお得です。
ポイント③:売るときは、シール、ガイドブック、箱は捨てない
みなさんは、いつか日本をはなれるときが来るかもしれません。そのときに日本のリサイクルショップやアプリで生活アイテムを売れば、お金を貯めることができます。
アイテムを売るときには、アイテムに貼ってあるシール、ガイド、アイテムが入っていた箱は保管しておきましょう。こうしたものがあれば、新品に近いアイテムと見られ、リサイクルショップは、アイテムを高く買ってくれます。
まとめ
いかがでしょうか。日本で新しい生活を始める人も、日本からベトナムに帰る人も、こうしたサービスを使ってみてください。
利用するときには、個人証明書(ID)、電話番号、銀行口座、クレジットカード番号が必要なことがあるので、利用方法をしっかり確認して、ルールを守りましょう!