今回は、みなさんが日本にいるときに、起こるかもしれない「地震」と「台風」についてお話をします。知っていれば、あなたの命が守れる大切なことなので、みなさんでシェアしてください。
また、別記事:海や山のレジャーで気をつけることでは、旅行先で気をつけることについて、まとめていますので、こちらも確認してください。
地震について
日本で地震が起きない場所は、ありません。気象庁によると、日本とその近くで起きる地震は、人間が気づかない「揺れ」も含めて、年に2,000回以上起きているそうです。
地震が起きたときは、次のことを覚えておきましょう。
地震は1回で終わらず、2回目がすぐ来るので、早くにげることを意識してください。
室内
- 棚や冷蔵庫の「下じき」にならないよう、大きな家具から、はなれる。
- 倒れにくい机の下などに入り、頭を守る。
- 地震でドアが曲がって開かなくなるため、ドアはすぐに開ける。
- 揺れが収まったら、火事にならないよう、ガスの火を消し、ブレーカーを落とす。
- 近くに住んでいる日本人に声をかけ、いっしょに近くの避難所(にげるところ)に行く。
- 家を出るときは、荷物をまとめたりせず、すぐに外に出る。
地震で死亡する事故には、家具が倒れてきて、逃げることができず、亡くなってしまうケースが多いです。ふだんから部屋はきれいに、倒れやすいもの、重たいものがないか、確認しましょう。
日本では、「ビルやアパートの建物が、地震で倒れないようにする」新しい基準が、1981年にできたので、これ以降にできた建物は、安全に作られています。家を探すときには、いつ建てたアパートか聞き、築30年以上のアパートに住んでいる人は、1回目の揺れが終わってから、安全なルートを確認して逃げましょう。
室外
- 揺れを感じたら、高い建物、カベ、電柱、自動販売機などに近づかない。
- 高い建物がない、公園や、学校などの、広い場所に行く。
- 電車の中、駅では、駅スタッフ、周りの人の行動にあわせ、安全に動く。
- 海や川の近くにいるときは、津波からにげるため、なるべく高いところに行く。
- エレベーターの中にいるときは、「電話」ボタンを押して助けを待つ。
- 自分の家に帰っても良いかどうかは、自分で決めず、周りのアドバイスを聞く。
対策(地震が起きるまえに)
- すぐ避難ができるように、部屋はいつもキレイにする。
- 背の高い家具(棚)などは、天井やカベに固定する。
- ドアの周りにモノを置かず、すぐに出られるようにする。
- ふだんから「非常用バッグ」を用意して、水、食べもの、ライト、携帯用バッテリーを入れる。
- ふだんから「避難所のところ」「と「行き方」を確認しておく。
先ほど紹介した「対策」については、これらのウェブサイトでアイテムを見ることができます。
防災グッズについて→価格.comマガジン
家でできる防災対策について→防災グッズを備えま専科
台風について
日本では、7月~9月にかけて、さまざまなところで、台風のダメージを受けます。東南アジアでも台風を経験したことがある人が多いと思いますが、日本では電車やバスなどの交通に大きな影響が出るので、注意が必要です。
そなえること
- ベランダや家の外に風で飛ばされるもの(植木など)がないか、確認する。
- ガラスや窓が割れるので、テープを貼って、ガラスが飛び散らないようにする。
- 外に出て、川や海のようすを見に行くことは絶対にしない。
- 地域のコミュニティで「避難所」についてガイダンスがあるときは、それを聞く。
- 自分で動きを決めず、周りの日本人と同じ動きをする。
交通情報
2019年夏、西日本エリアを中心に、「台風による交通インフラの影響」がニュースになりました。台風が近づいているときは、とにかく、外に出ず、家の中にいることが大切です。
ただし、旅行などで、どうしても外にいるときには、
- 新幹線、飛行機のチケットは、窓口で日時の変更をする。
- 帰れない時のため、ホテルに泊まるお金(クレジット、デビットカード)を用意する。
- 交通情報は毎時間変わるので、各社ホームページか、Yahoo路線情報で確認する。
利用する路線名をクリックして、下のマークを見つけたら、問題が起きているので、詳しい情報を周りの駅スタッフか、日本人に聞き、どのように行動したら良いか決めてください。
その他
ウソの情報に気をつける
また、別記事日本で「だまされない」ためにでお話したとおり、地震が起きたときにはウソの情報が流れやすくなります。SNSなどの情報をすぐに信じることはせず、周りの日本人のアドバイスを聞きながら、安全に行動してください。
翻訳アプリ
また、災害のときは、うまく日本語が使えずに、困ってしまう外国人がたくさんいます。こうしたときに、少しでもストレスがないよう、こうした通訳アプリを使うことも一つです。
また、Google翻訳では、カメラを使って自動翻訳ができるので、便利です。
みなさんの安全な生活を心から祈っています。
今日からアプリのインストール、非常用バッグの準備をはじめましょう。